第134回講演会のお知らせ

韓国と日本―現在・過去・未来―

日付: 2016年11月12日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
田村紀之(たむらとしゆき)氏(二松学舎大学客員教授)
1941年京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京都立大学経済学部名誉教授、二松学舎大学名誉教授、二松学舎大学客員教授。専門は、理論経済学、アジア経済論。著書に『韓国経験の政治経済学-ポスト権威主義の課題』(青山社)、『近代朝鮮と明治日本-十九世紀末の人物群像-』(現代図書)、『市場社会の経済分析』(新評論)など。東洋経済日報紙に『韓流シネマの散歩道』を連載中。

概要:
現在の安倍政権と朴政権が両国関係で抱える諸問題から、近代史における両国関係、今後の展望まで、中国や北朝鮮という要因も踏まえてお話しいただく予定です。その際、韓流ドラマや映画における諸問題の扱われ方にも触れていただきます。当日は、レジュメのほかに、研究ノート『植民地主義と映画-日韓のポストコロニアル問題-』、『中国の農民工問題とその周辺-予備的考察-』などを配布いたします。

第133回講演会のお知らせ

『横浜の歴史を歩く』 (エクスカーション)

日時: 2016年10月8日(土)(15:30~18:00)
場所: 横浜開港資料館、海外移住資料館
参加費: 横浜開港資料館入場料として、200円

エクスカーションの概要:
現地集合となります。
集合時間:15時半
集合場所:「横浜開港資料館」入場券売り場付近(類似の「横浜市開港記念館」とお間違えないようにご注意ください) アクセスは下掲のとおりです。
はじめに副館長の西川先生に館内をご案内いただきます。30~40分程度を予定しています。西川先生の近著『ペリー来航-日本・琉球をゆるがした412日間』(中公新書)を事前にお読みいただくことをお薦めします。その後、各自で展示をご覧いただきます。
17時頃に、徒歩で近くの「海外移住資料館」へ移動し、18時頃まで見学します。
フォーラムの講演会で何度かお話しを伺う機会のあった、異文化との遭遇と相克、また人の移動といったテーマに特化された展示を、より身近に感じていただく企画です。どうぞ奮ってご参加ください。

横浜開港資料館アクセス:
みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口から徒歩2分。
JR関内駅(南口)、市営地下鉄関内駅から徒歩約15分。
JR桜木町駅から市営バス「日本大通り駅県庁前」・「大桟橋」下車、徒歩1分。
周遊バス あかいくつ「日本大通り」(港の見える丘公園行き)下車徒歩3分。
大桟橋や山下公園のすぐ近くです。
重厚な雰囲気が漂う旧英国総領事館の建物が目印です。

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懇親会のご案内:
10月8日の横浜エクスカーション終了後、中華街にある「華都飯店」で懇親会を予定しています。食通に愛されて続けてきたという、西川先生ご推薦の北京料理の店です。西川先生もご出席されます。こちらもどうぞ奮ってご参加下ください。
会費:5,000円プラス消費税(全8品で飲み放題込)
ご参加を希望される方は、予約の都合上、9月30日までにメールか電話、またはFAXでお知らせください。

第132回講演会のお知らせ

『NPO海外文化交流事業を振り返る~ハンガリーにおける「日本文化の日」を中心に』

日付: 2016年9月10日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

お話し:8月のハンガリー交流会 にご参加の皆さま

概要:
歴史文化交流フォーラムでは、これまで海外交流事業として、東欧や東南アジアの国々に赴き、日本文化と直に接する機会が少ない地方の町で、草の根の文化交流を行ってきました。前身である「東欧フォーラム」が1988年に行った第一回交流事業では、やはりハンガリーのケチケメートを中心に訪れています。今回は、新潟県南魚沼市の一村尾に伝わる里神楽をはじめ、日本の日常生活の中で展開される文化である書道や折り紙、日本の愛唱歌を紹介するほか、講演会も催す予定です。
海外交流に際しては、一方的にこちらの文化を紹介するのではなく、現地の方々にも参加していただくことで、互いの生活と文化を学び合う姿勢を大事にしてきました。9月の講演会では、本フォーラムの海外交流の来し方にも触れつつ、今回のハンガリーにおける交流を総括したいと思います。

第131回講演会のお知らせ

『ポツダム宣言を読む』

日付: 2016年7月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
南塚信吾氏、木村真氏、木村英明氏、小林昭菜氏

概要:
1945年7月26日、米・英・中の3か国は日本の無条件降伏を求めて、13か条からなる宣言を日本に発しました。いわゆる「ポツダム宣言」です。それは、明治以降の大日本帝国の解体を命じると同時に、新たな戦後体制の礎となる理念の一部も提示していました。講演会では、ポツダムにおけるソ連を含む4か国会談がどのように行われ、宣言はどのような過程を経て作成されたのか、いっぽう日本では宣言がどのように受けとめられ、広島・長崎の原爆とならんで終戦にいかなる影響を与えたのか、ということを中心に考えていきます。その際、英文と和文の双方で、ポツダム宣言を読むことにします。

第130回講演会のお知らせ

アラブ住民訪問を通じての中東近況報告

日付: 2016年6月11日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
藤田 進 氏(東京外国語大学名誉教授)
長年パレスチナ問題を中心に、中東地域の歴史的考察に取り組む。パレスチナの難民支援運動も活発に展開し、現地で住民の生きた声を聞きとりながら研究を進めている。主な著書に、『蘇るパレスチナ-語り始めた難民たちの証言』(東大出版会、1989)、『21世紀の課題―グローバリゼーションと周辺化』(有志社、2013年)など。

概要:
昨秋私はエジプト・パレスチナ・レバノンを訪問し、中東のいわゆる「イスラム・テロリズム」の実態をアラブ住民の側から観察する機会に恵まれました。8年ぶりに訪れたパレスチナは、アラブ住民地区のいたるところを隔離壁が貫いており、壁の中の住民生活は支障をきたしてずたずたな状態をさらしており、路上ではパレスチナの少年少女が、死を賭してナイフでイスラエルの兵士や入植者に襲いかかり射殺されるということが日常的に起きていました。
イスラエルが48年間にわたるパレスチナ占領を通じて、法律や罰則を次々設けてはパレスチナ住民の居住地域を制限し、家を壊し、抵抗する人々を投獄・追放しながら彼らをどこにも居場所のない「難民」へ追い込んでいくという取組みを続けてきた歴史が、このパレスチナの異様な光景につがっている。そして、イスラエルの占領地とその住民に対する諸策のすべてが国際法違反であるにもかかわらず、その所業を国際社会もパレスチナ自治政府も黙認する限り犠牲となる住民には打つ手はない。そういう理不尽で絶望的な状況を背景に、「流血事件」は噴出している。私は今回のパレスチナ訪問を通じて、そのように理解しました。
中東諸地域で大国の利益漁りに巻き込まれて命や生活を奪われた多くの住民たちが結束して「難民」となることを拒否し、「平和な郷土」奪還をめざしてさまざまな<敵>との決死の戦闘を展開している事実を踏まえるならば、中東の激動を「イスラム国(IS)」だけ取り上げて「イスラム・テロリズム」と一括し「反テロ戦争」を唱えることなどできません。安倍政権が国益拡大を目ざして安易に「反テロ戦争」に加担すれば、日本が中東人民との泥沼の戦闘に引きずり込まれていく危険性が憂慮されます。
当日は以上のような主旨のもとに、パレスチナなど若干の現地写真や資料を示しながら現地事情にもとづく中東報告をさせていただきます。

第129回講演会のお知らせ

人の移動から見た近代日本のグローバリゼーションと多文化主義
――「移民・難民」問題の理解のために

日付: 2016年5月14日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
広内 俊夫 (ひろうち としお)氏(NPO法人SV経験を活かす会会員、本フォーラム会員)
NPO法人SV経験を活かす会会員、本フォーラム会員大学で物理学を専攻。
企業でコンピュータ開発に従事する傍ら、世界の歴史、地理、文化に関心を示す。退職後、JICAの国際協力活動に参加し、南米パラグアイで「移民史編纂」、その後、出身会社の「社史編纂」に携わる。現在はNPO法人SV経験を活かす会で「シニアの挑戦!国際協力の現場を語る」等の図書の編纂を担当する。

概要:
人類の歴史は「民族の移動・興亡の歴史」と云われています。教科書ではあまり取り上げられることのない移民の歴史を、「人の移動」の視点から考察します。
今年は日本人海外渡航の解禁からちょうど150年。近代日本の海外移民は明治とともに始まり、ふたつの流れがあります。アジア太平洋とアメリカ大陸。このふたつの地域への移民の流れは同時並行的に興ったものです。アジア太平洋の日系社会は戦争で崩壊しましたが、アメリカ大陸(中南米)においては戦後、日本人移民は苦難を乗り越え、豊かな日系社会を実現しました。
この両地域への日本人移民の歴史を近代日本のグローバリゼーションの中に位置づけ、その全体像を体系的に図示したいと思います。
また近年、古くて新しい「移民・難民」問題がクローズアップされています。移民について考えることは日本の将来を考えることに繋がります。人の移動によるグローバリゼーションが国民国家に及ぼす影響や、多文化主義、多文化共生についても考えていきます。また、近代パラグアイの国民国家の形成についても触れてみたいと思います。

第128回講演会のお知らせ

『初心忘るべからず~能楽の世界』

日付: 2016年4月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
小笠原將夫(おがさわらまさお)氏

講演者プロフィールと講演の概要:
このたびは、偶々私が、当フォーラムの黒田忠男副理事長の、大学・勤務先ともに1年後輩というご縁で、卓話を仰せつかりました。
私は杉並区の育ちですが、実家は神田神保町の古本屋で、現在は小売業から仲卸業に転換し駿河台で営業中。
父親の趣味が歌舞伎、長唄だった影響で、幼児から周囲に邦楽があり、大学時代は尺八部に在籍。洋の東西を問わず古い音楽が好きで、洋楽ではバッハを好んで聴きます。
今回は「初心忘るべからず」という題で、いまどきあまり流行らない能の世界について、まさに初心者の私が、食わず嫌いの方にも少し興味を持っていただければというスタンスで、やや楽屋話的なお話をいたします。
話の構成は、「趣味としての能/ドラマとしての能/能を演じる人たち/能とオペラの比較/能のユニークな点/世阿弥という天才/能をどう見るか」というところです。
2時間ほどの拙い卓話を通じて、私がお伝えしたいことは、世阿弥が大成した能の世界は、600年の時代を超えて、現代でも人の考え方、生き方に応用できる優れた芸術観・人生観であるということです。
まことにお恥ずかしい内容ではありますが、これを機に本物の能、世阿弥に触れてみようかと思っていただければ何より幸いと存じます。(講演者記)

第127回講演会のお知らせ

『江戸時代の暮らしと生活 江戸とはどのような時代だったのか?』

日付: 2016年3月12日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
真下祥幸(ましも よしゆき)氏 (江戸東京博物館学芸員)
専門は日本近世史。平成4年より江戸東京博物館・江戸東京たてもの園で勤務。
江戸東京たてもの園では「玉川上水と分水」、「甲武鉄道と多摩」など多摩地域に関する展覧会を多く手がける。
江戸東京博物館では德川記念財団との共催で「德川御三卿」、「德川将軍と日光社参」といった德川将軍家に関する展覧会を開催。また直近では江戸時代の瓦版と見立番付を題材とした「くらべてみよう江戸時代」といった教育普及に関する展示も行っている。

概要:
一般的に江戸時代といえば、男女とも着物を着て髷を結い、武士は刀を差している時代劇のイメージが多いのではないかと思います。勿論一言でいえば間違いないのですが、当然ながら事件だけをクローズアップする時代劇では描ききれない武士や町人などの日常生活が数多くあります。今回のお話しでは、都市江戸を題材に江戸東京博物館の展示なでから、江戸時代に生きた町人を中心する人々の暮らしぶりをご紹介いたします。

第126回講演会のお知らせ

『日本語教育の現場から見たイランとウズベキスタン』

日付: 2015年2月13日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
近藤正憲(こんどう まさのり)氏 (世界史研究所特別研究員)

概要:
2006年から2015年にかけて、イラン(テヘラン大学外国語学部)およびウズベキスタン(ウズベキスタン日本センター)で日本語教師として活動しました。その経験を踏まえ、現地における日本語教育の状況、人びととのかかわりなどを中心に、日々の仕事の上で感じた彼の地の実情を皆さんにお話ししたいと思います。

第125回講演会のお知らせ

『渋谷の過去と未来像』

日付: 2015年1月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
山口堪太郎(やまぐち かんたろう)氏 (東急電鉄株式会社 都市創造本部 渋谷まちづくり担当)

概要:
現在、歴史文化交流フォーラムが 本拠とする渋谷は、江戸期には鄙びた上・中・下の三つの渋谷村でした。明治期の三村合併、昭和7年の渋谷区誕生・東京市編入を経て、戦後は、のどかな武蔵野の地から最先端の一大商業地へと急速な発展を遂げました。いままた、その渋谷が巨大なまちづくりプロジェクトのもとで、大きく変わろうとしています。渋谷の町の発展を振り返ると同時に、その未来像について、プロジェクトを主導する東急の担当者をお迎えしてお話しをうかがいます。