事務局だより(2018年6月24日)

前回6月の講演会では、ドイツ表現主義やウィーン分離派の流れを汲むクロアチア出身の彫刻家メシュトロヴィチと、その芸術思潮ならびに表現に影響を受けたと目される日本の三人の彫刻家の作品を比較検討していただきました。また、戦争と芸術という視座から、芸術が持つ社会性の一筋縄にはいかない問題を提起されました。
次回7月の講演会では、水を利用した多面的な技術開発を進めると同時に、福島原発の事故処理でも活躍されている水技術のエキスパートをお招きしてお話しをうかがいます。
どうぞ奮ってご参加ください。

8月は事務局が夏休みのため、講演会もお休みいたします。9月は第2土曜日に旧満州の過去と現在について、実際の旅の記録をもとにお話しいただきます。
詳細は追ってお知らせいたします。


夏を呼ぶ雨の季節がまだ続いています。雨に煙る水面の向こうから来る夏の海の色が、深く皆さまの記憶にとどまるようなものになりますように。

―砂浜に棒ひとつ立て梅雨明けぬ(平井照敏)

第153回講演会のお知らせ

水に関わる技術と福島への取組について

日付: 2018年7月14日(土)
時間: 16:00 – 17:30
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
酒井 英明(さかい ひであき)氏

1981年 早稲田大学理工学部機械学科卒業、同年 スギノマシンに入社。以降、原子炉内部遠隔点検装置、補修装置、原子燃料取扱設備の開発、 並びにウォータージェット噴流の研究に従事し、近年は、特殊環境用遠隔ロボット、ウォージェット切断装置、湿式微粒化装置の研究・開発に従事。

概要:
柔らかいイメージの水が高圧になると切断や洗浄や耐圧試験、並びに食品加工に利用されている状況を皆さんに知っていただくと伴に、当社の技術が福島でどのように活用されているのかをご説明させていただきたいと考えています。