事務局だより(2017年3月22日)

3月は、通常の講演会に代えて、歴史散歩を行いました。お二人のガイドに解説いただきながら、両国の回向院、吉良邸跡、勝海舟旧居跡、芥川龍之介文学碑をめぐり、江戸東京博物館を見学しました。江戸の幻景が目前に立ち上がってくるような、充実した春のひと時でした。

次回4月の講演会では、三菱航空機株式会社の元社長をお迎えし、日本の航空機の歴史と、航空機開発の現況についてお話しいただきます。

どうぞ奮ってご参加ください。

5月の講演会は、13日(第2土曜)16時から、かつて国際連盟により日本の委任統治下に置かれていた南洋諸島についてお話しいただきます。6月の講演会は、10日(第2土曜)16時から、ロシアの歌と黎明期の日本歌謡曲の関係をめぐるお話を予定しています。

詳細は追ってお知らせいたします。


桜の開花予想に心騒ぐ季節になりました。この時期は、左党のはずのひとまで、ついつい甘いものに手が出てしまったりします。華やいだ光と、春風のたおやかな香りのせいでしょうか。

―両の手に桃とさくらや草の餅(松尾芭蕉)

第139回講演会のお知らせ

日の丸飛行機を世界の空へ

日付: 2017年4月22日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
戸田 信雄氏
三菱重工、航空宇宙部門で長年に亘り戦闘機、ヘリコプター、旅客機、宇宙ロケット等の開発、生産に携わった。今日のMRJ開発事業の先駆けとなる社内研究を推進し、経産省並びに政府政党からの支援態勢のもと、開発新会社設立を実現し初代社長も務める。この間、H2Aロケット6号機の失敗や初の国産ヘリコプター墜落等の厳しい失敗も経験したが先輩諸氏の温かいご支援で乗り切る事が出来た。

概要:
航空機の歴史をたどりながら、日本のかっての優れた航空機技術や戦後の同分野の復活の様子を話す。そして、技術立国日本として、今こそ世界の空に日の丸飛行機を送り出す時だ。