事務局だより(2015年12月18日)

12月の月例会では、アジア太平洋戦争の端緒となった1941年の真珠湾奇襲と、そこに至る日本側の動きについて、ご参集の皆さまと検討し、討論を行いました。当時の記録映像、新聞、現在の教科書記述、御前会議の記録、外務省の電文(ハルノート等)を参照しながら、開戦へと突き進んだ意思決定の責任所在、または「開戦の大義」の有無など、結論が出る議論ではないものの、今年戦後70年の年末に、参加者各自の歴史認識を深めあう貴重な時間を持つことができました。
次回1月は、50年、100年に一度と言われる大規模再開発が進行中である渋谷の都市計画について、まさにその渦中で仕事をされている東急のご担当者を講師にお迎えしてお話しをうかがいます。 どうぞ奮ってご参加ください。

次回講演会は、2月6日(第1土曜日)午後4時からの開催です。イラン、ウズベキスタンに長く滞在され、最近帰国された講演者をお迎えして、同地の歴史や現状についてお話しいただきます。
詳細は追ってお知らせいたします。


本年中は、さまざまな企画で皆さまにお力添えをいただき、どうもありがとうございました。 明くる年も、皆さまのお知恵とご厚意を賜りながら、本フォーラムの活動を続けてまいりたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

―酒も好き餅も好きなり今朝の春(高浜虚子)

第125回講演会のお知らせ

『渋谷の過去と未来像』

日付: 2015年1月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
山口堪太郎(やまぐち かんたろう)氏 (東急電鉄株式会社 都市創造本部 渋谷まちづくり担当)

概要:
現在、歴史文化交流フォーラムが 本拠とする渋谷は、江戸期には鄙びた上・中・下の三つの渋谷村でした。明治期の三村合併、昭和7年の渋谷区誕生・東京市編入を経て、戦後は、のどかな武蔵野の地から最先端の一大商業地へと急速な発展を遂げました。いままた、その渋谷が巨大なまちづくりプロジェクトのもとで、大きく変わろうとしています。渋谷の町の発展を振り返ると同時に、その未来像について、プロジェクトを主導する東急の担当者をお迎えしてお話しをうかがいます。