2月の月例講演会では、イランおよびウズベキスタンの市民生活(特に学生層)に加え、海外における日本語教育の実践について、映像を交え活き活きと状況をご説明いただきました。日本で接すること少ない両国の若い世代(特に学習意欲あふれる女性たち)の明るい姿は、うれしい驚きでした。
3月は江戸東京博物館学芸員を務める講演者をお招きし、江戸の町人社会を中心にお話しいただきます。江戸は最近、時代小説や休日の歴史散歩といった様々な形で多く方々の関心を引いていますが、270年近くに及ぶ長い時代だったせいか、町人の生活に関してなどは、意外に誤った情報が流布していることも多いと聞きます。専門家の講演者に、明晰な光を当てていただきたいと思います。
どうぞ奮ってご参加ください。
次回講演会は、4月9日(第2土曜日)午後4時からの開催です。能楽をテーマにお話しいただく予定です。詳細は追ってお知らせいたします。
余寒の冷たい空気の中に、ふと梅花の芳香を感じることがあります。異常気象がいわれることの多い昨今ですが、自然も人も迷いながらも前に進んでいるようです。
―この道しかない春の雪ふる(種田山頭火)