事務局だより(2014年12月1日)

11月の講演会では、鎌倉仏教のなかで特異な位置を占める日蓮とその時代ついて、『立正安国論』と『吾妻鏡』の記述を対比しつつお話しいただきました。庶民の傍らに住まい、かつ海外の動向にも目を逸らさなかった日蓮のリアリスティックな姿勢は、宗教者と社会の関わり方についてあらためて考えさせるものでした。

次回は、あまり情報として接する機会の多くない、近世江戸期の京都について語っていただきます。どうぞ奮ってご参加ください。

12月6日(土)は講演会終了後、忘年会を催します。皆さまの参加をお待ちしております。

新年明けての講演会は、1月10日(土)の開催となります。世界の海賊の比較研究を予定しております。詳細は追ってお知らせいたします。


秋の後ろ姿を見送って冬を迎えようとするとき、わたしたちを取り巻く彩りある世界の傾斜や消失を目に、どうしても薄寂しさにとらわれるのを禁じ得ません。でも、きっと継続する命のために必要な休息の時期なのでしょう。皆さまも安穏な冬の日々をお迎えください。

―今日生きていのちの音の落ち葉踏む(湊元子)

事務局だより(2014年10月28日)

前回10月の講演会では、ともに17世紀に急速な発展を遂げ、さらに港湾と運河の都市という共通性を持っていた東西二都市、アムステルダムと江戸の衣と食の商いをめぐってお話しいただきました。それぞれの食料市場と古着商の相違相同を、末端の商人から流通システム全体に渡って比較検証していただき、往時の市民町人の姿が彷彿としてくるようでした。講演後も活発な質疑応答が交わされました。
11月の講演会は、鎌倉仏教のひとつとして現在に至るまで大きな宗教的、文化的影響を持つ日蓮宗(法華宗)の宗祖、日蓮が生きた時代とその思想を育んだ背景についてお話しいただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。

次々回は12月6日(土)の開催となります。オセアニアについての講演会を予定しております。詳細は追ってお知らせいたします。

11月8日(土)は講演会に先立ち、14時半より本NPOの通常年次総会が開かれます。会員の皆さまの参加をお待ちしております。


たびたびの南の海からの嵐が止んでほっとした途端、もう秋も半ばであることを朝夕のひんやりした空気に気づかされました。めぐる季節の足取りの速さと確かさには、せつなさとありがたさが入り交じったような気持ちを覚えます。日中の気温差の大きい時期です。皆さまどうぞご自愛ください。

―拾ひたる日向の栗のあたたかし(星野立子)

事務局だより(2014年9月26日)

前回9月の講演会では、お二人の講演者から開戦100周年を迎えた第一次世界大戦をめぐって、教育(歴史教科書)、メディア(新聞)、そしてアカデミズム(研究会と研究書)それぞれの場に特徴的な視点と議論の傾向を概観していただきました。最後に、上記のいずれにおいても隅に追いやられがちな、日本を含むアジア諸国から世界大戦を見る意義について語っていただき、参加いただいた皆さまと活発な質疑応答が交わされました。
10月の講演会では、オランダ近世史がご専門の講演者から、アムステルダムと江戸におけるモノの売り買い(特に古着)の比較を通して、東西二都市の生活空間の相似相同を語っていただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。

次々回は11月8日(土)の開催となります。日蓮の研究者にお話しいただきます。詳細は追ってお知らせいたします。


今年は全国的に、「彼岸まで」の長い夏の余韻を暮らした地域はあまりないようです。特に東日本では、予告なく玄関前に秋が立っていたような、そんな唐突な季節の入れ替わりでした。いずれにしろ、天候不順だった夏の後、秋が自然の豊かな実りを引き連れてくることを願います。

―火だるまの秋刀魚を妻が食はせけり(秋元不死男)