第128回講演会のお知らせ

『初心忘るべからず~能楽の世界』

日付: 2016年4月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
小笠原將夫(おがさわらまさお)氏

講演者プロフィールと講演の概要:
このたびは、偶々私が、当フォーラムの黒田忠男副理事長の、大学・勤務先ともに1年後輩というご縁で、卓話を仰せつかりました。
私は杉並区の育ちですが、実家は神田神保町の古本屋で、現在は小売業から仲卸業に転換し駿河台で営業中。
父親の趣味が歌舞伎、長唄だった影響で、幼児から周囲に邦楽があり、大学時代は尺八部に在籍。洋の東西を問わず古い音楽が好きで、洋楽ではバッハを好んで聴きます。
今回は「初心忘るべからず」という題で、いまどきあまり流行らない能の世界について、まさに初心者の私が、食わず嫌いの方にも少し興味を持っていただければというスタンスで、やや楽屋話的なお話をいたします。
話の構成は、「趣味としての能/ドラマとしての能/能を演じる人たち/能とオペラの比較/能のユニークな点/世阿弥という天才/能をどう見るか」というところです。
2時間ほどの拙い卓話を通じて、私がお伝えしたいことは、世阿弥が大成した能の世界は、600年の時代を超えて、現代でも人の考え方、生き方に応用できる優れた芸術観・人生観であるということです。
まことにお恥ずかしい内容ではありますが、これを機に本物の能、世阿弥に触れてみようかと思っていただければ何より幸いと存じます。(講演者記)

事務局だより(2016年2月24日)

2月の月例講演会では、イランおよびウズベキスタンの市民生活(特に学生層)に加え、海外における日本語教育の実践について、映像を交え活き活きと状況をご説明いただきました。日本で接すること少ない両国の若い世代(特に学習意欲あふれる女性たち)の明るい姿は、うれしい驚きでした。
3月は江戸東京博物館学芸員を務める講演者をお招きし、江戸の町人社会を中心にお話しいただきます。江戸は最近、時代小説や休日の歴史散歩といった様々な形で多く方々の関心を引いていますが、270年近くに及ぶ長い時代だったせいか、町人の生活に関してなどは、意外に誤った情報が流布していることも多いと聞きます。専門家の講演者に、明晰な光を当てていただきたいと思います。
どうぞ奮ってご参加ください。

次回講演会は、4月9日(第2土曜日)午後4時からの開催です。能楽をテーマにお話しいただく予定です。詳細は追ってお知らせいたします。


余寒の冷たい空気の中に、ふと梅花の芳香を感じることがあります。異常気象がいわれることの多い昨今ですが、自然も人も迷いながらも前に進んでいるようです。

―この道しかない春の雪ふる(種田山頭火)

第127回講演会のお知らせ

『江戸時代の暮らしと生活 江戸とはどのような時代だったのか?』

日付: 2016年3月12日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
真下祥幸(ましも よしゆき)氏 (江戸東京博物館学芸員)
専門は日本近世史。平成4年より江戸東京博物館・江戸東京たてもの園で勤務。
江戸東京たてもの園では「玉川上水と分水」、「甲武鉄道と多摩」など多摩地域に関する展覧会を多く手がける。
江戸東京博物館では德川記念財団との共催で「德川御三卿」、「德川将軍と日光社参」といった德川将軍家に関する展覧会を開催。また直近では江戸時代の瓦版と見立番付を題材とした「くらべてみよう江戸時代」といった教育普及に関する展示も行っている。

概要:
一般的に江戸時代といえば、男女とも着物を着て髷を結い、武士は刀を差している時代劇のイメージが多いのではないかと思います。勿論一言でいえば間違いないのですが、当然ながら事件だけをクローズアップする時代劇では描ききれない武士や町人などの日常生活が数多くあります。今回のお話しでは、都市江戸を題材に江戸東京博物館の展示なでから、江戸時代に生きた町人を中心する人々の暮らしぶりをご紹介いたします。

フェニキア・カルタゴ研究会 第二回公開報告会のお知らせ(2016年3月13日開催)

世界史研究所会員で、歴史文化交流フォーラムにおいても講演をしてくださったフェニキア・カルタゴ研究者の佐藤育子さんから、研究グループの公開報告会(2016年3月13日、東京都文京区放送大学)の案内をいただきました。

詳しくはこちらをご覧ください。

事務局だより(2016年1月13日)

1月の月例講演会では、現在進行中の巨大な渋谷再開発プロジェクトに取り組んでいる、東急の都市創造本部から講演者をお招きしました。江戸期までは郊外地に過ぎなかった渋谷が、明治以降(特に昭和期)、新しい文化の発信地として大きく変貌していく姿と、今後の渋谷駅周辺の街づくりの理念と具体像を、分かりやすく、かつ楽しく示していただきました。
次回2月は、近年、国際政治のうえで世界中の耳目を集めている中東と中央アジアに長期滞在された講演者の方から、生活体験に根差した同地の実情をお話しいただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。

次回講演会は、3月12日(第2土曜日)午後4時からの開催です。江戸東京博物館の学芸員の方から、江戸期の商業や庶民の文化についてお話しいただく予定です。詳細は追ってお知らせいたします。


皆さまにおかれましては、つつがなく新年をお迎えになったこととお喜び申し上げます。本年も、本フォーラムに対するご指導とご支援をよろしくお願いいたします。

暖冬といわれながらも、大寒が近づくにつれ、朝晩は肩をすぼめる寒さになってまいりました。健やかな冬をお過ごしください。

―大寒や静かにけむる茶碗蒸し(日野草城)

第126回講演会のお知らせ

『日本語教育の現場から見たイランとウズベキスタン』

日付: 2015年2月13日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
近藤正憲(こんどう まさのり)氏 (世界史研究所特別研究員)

概要:
2006年から2015年にかけて、イラン(テヘラン大学外国語学部)およびウズベキスタン(ウズベキスタン日本センター)で日本語教師として活動しました。その経験を踏まえ、現地における日本語教育の状況、人びととのかかわりなどを中心に、日々の仕事の上で感じた彼の地の実情を皆さんにお話ししたいと思います。

事務局だより(2015年12月18日)

12月の月例会では、アジア太平洋戦争の端緒となった1941年の真珠湾奇襲と、そこに至る日本側の動きについて、ご参集の皆さまと検討し、討論を行いました。当時の記録映像、新聞、現在の教科書記述、御前会議の記録、外務省の電文(ハルノート等)を参照しながら、開戦へと突き進んだ意思決定の責任所在、または「開戦の大義」の有無など、結論が出る議論ではないものの、今年戦後70年の年末に、参加者各自の歴史認識を深めあう貴重な時間を持つことができました。
次回1月は、50年、100年に一度と言われる大規模再開発が進行中である渋谷の都市計画について、まさにその渦中で仕事をされている東急のご担当者を講師にお迎えしてお話しをうかがいます。 どうぞ奮ってご参加ください。

次回講演会は、2月6日(第1土曜日)午後4時からの開催です。イラン、ウズベキスタンに長く滞在され、最近帰国された講演者をお迎えして、同地の歴史や現状についてお話しいただきます。
詳細は追ってお知らせいたします。


本年中は、さまざまな企画で皆さまにお力添えをいただき、どうもありがとうございました。 明くる年も、皆さまのお知恵とご厚意を賜りながら、本フォーラムの活動を続けてまいりたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

―酒も好き餅も好きなり今朝の春(高浜虚子)

第125回講演会のお知らせ

『渋谷の過去と未来像』

日付: 2015年1月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
山口堪太郎(やまぐち かんたろう)氏 (東急電鉄株式会社 都市創造本部 渋谷まちづくり担当)

概要:
現在、歴史文化交流フォーラムが 本拠とする渋谷は、江戸期には鄙びた上・中・下の三つの渋谷村でした。明治期の三村合併、昭和7年の渋谷区誕生・東京市編入を経て、戦後は、のどかな武蔵野の地から最先端の一大商業地へと急速な発展を遂げました。いままた、その渋谷が巨大なまちづくりプロジェクトのもとで、大きく変わろうとしています。渋谷の町の発展を振り返ると同時に、その未来像について、プロジェクトを主導する東急の担当者をお迎えしてお話しをうかがいます。

事務局だより(2015年11月18日)

11月の講演会では、自然への敬畏を呼び起こされるようなチベットの風景と、宗教都市ラルン・ガル・ゴンバの珍らかな威容をお見せいただきながら、今年80歳を迎えられてなお世界の秘境をめぐり歩く講演者の、旅と人生に寄せる心に響くお話しをうかがいました。自らの足と目と頭で世界を確認する講演者の旅路が、これからもずっと続いて欲しいと思います。
次回12月は、日米開戦の端緒となった1941年(昭和16年)12月8日の真珠湾攻撃に焦点を当てた会を予定していますが、ご参集いただいた皆さまにもご意見を頂戴しながら議論を深めたいと思います。
どうぞ奮ってご参加ください。12月の講演会終了後、本フォーラムの忘年会を予定しています。

次回講演会は、1月9日(第2土曜日)午後4時からの開催です。現在進行中のビッグプロジェクトである渋谷駅周辺の再開発について、事業に従事されている東急の担当者をお迎えしてお話しいただきます。
詳細は追ってお知らせいたします。


今年も残り1ヶ月余りとなりました。日本を含め世界の各所を「武断」の影が覆う1年でした。湯豆腐の湯煙越しに親しい人の姿をのぞみ、語らえるような日常が続く向後を極月を前に願わずにはいられません。

―湯豆腐やまた会ふ日など聞かずとも(大井邦子)

第124回講演会のお知らせ

 『日米開戦の記録と記憶』

日付: 2015年12月12日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)

講師:
南塚 信吾氏、木村真氏、木村英明氏、ご参集の皆さま

概要:
1931(昭和6)の満州事変に始まった昭和の15年戦争は最終的にアジア太平洋戦争の勃発と日本の敗戦によって終結します。アメリカと戦端を開き、太平洋にまで戦線を拡大する決定は、どのようにしてなされ、また人々はどのようにその事態を受け止めたのでしょうか。1941128日の真珠湾攻撃の前後を中心に、日米の報道、公的記録、政府高官や軍人の回想、現在の歴史教科書の叙述などを紹介しつつ、お出でいただいた皆さまにもご発言いただいて、闊達な議論を行いたいと思います。