『『やさしい日本語』でコミュニケーションしよう』
日付: 2018年12月22日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講師:
近藤 正憲(こんどう まさのり)氏
講演者プロフィール:
近藤正憲 氏
歴史文化交流フォーラム世界史研究所特別研究員。
青年海外協力隊員を皮切りに主として海外で日本語教師として活動。
国際交流基金専門家、上級専門家としてチェコ、イラン、ウズベキスタンで日本語を教える。現在龍谷大学、立命館大学で留学生対象の日本語教育担当。
他機関での日本語教師養成にも関わる。
概要:
「やさしい日本語」とは、普通の日本語情報に、「人為的な加工」を施して、
多くの人にとって理解しやすい情報にする取り組みです。外国人、高齢者、身体障害者といった情報弱者に必要な情報を提供し、また彼らの伝えたい情報をくみとることができるようになります。
大規模災害の際の情報提供はもちろん、平時における自分たちのコミュニケーションスタイルの見直し、外国籍住民との交流や、インバウンド観光客へのアプローチなど、様々な面での応用が可能です。
今回は「外国人」(非母語話者)の発する「変な日本語」の理解の仕方、そして「やさしい日本語」のつくり方をご紹介します。
「やさしい日本語」は難行ではなく易行です。そして「やさしい日本語」はやさしい日本人の心の中にあります。
(例)
「避難所(ひなんじょ)」→みんなが逃(に)げるところ
「炊き出し(たきだし)」→温(あたた)かい食(た)べ物(もの)を作(つく)っ
て配(くば)る
出典:弘前大学人文学部社会言語学研究室『増補版「やさしい日本語」作成
のためのガイドライン』