三遠南信―県境を越えた地域連携の新ビジョン策定にあたって
日付: 2018年5月26日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講師:
高柳 俊男(たかやなぎ としお)氏 (法政大学)
1956年、栃木県生まれ。現在、法政大学国際文化学部教授。
専門は朝鮮近現代史、在日朝鮮人史。1977年、朝鮮に関心を持つ人たちと市民グループ「鐘声の会」を結成。
概要:
三遠南信という概念があります。三河(愛知県東部)と遠江(静岡県西部)と南信(長野県南部)が、県境の枠を超えて政治・経済・文化面などで連携しようというものです。3地域の中心都市はそれぞれ豊橋市・浜松市・飯田市ですが、いずれも県庁所在地からは離れており、その条件を逆手に取ったようなユニークな発想です。
報告者は2011年7月、本会でご報告した通り、所属大学における学部プログラムとして、南信で留学生主対象の学生研修を担当しています。その関連で昨年、三遠南信圏域の39自治体が加盟するSENA(三遠南信地域連携ビジョン推進会議)の新10年ビジョン策定委員に任命されました。委員となったのを機に、県境を越えた地域連携である三遠南信について、その可能性と課題について整理してみます。とくに、三遠南信の範囲の問題や、中山間地域の厳しい現状を念頭に置きつつ、「こんなことができたら」という楽しいプランを考えたいと思います。