黒田忠男氏(歴史文化交流フォーラム副理事長)
「津山の洋学の軌跡をたどる─宇田川家、箕作家を中心にして─」
南塚信吾氏(歴史文化交流フォーラム理事長)
「箕作麟祥『万国新史』のできるまで」
日付: 2017年9月16日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
概要:
西洋各国のアジア進出が盛んになるにつれ、江戸末期の日本ではヨーロッパの進んだ自然科学のみならず、彼の地の歴史や政治経済についても熱心に学ばれるようになった。現在、本NPO付属の世界史研究所で翻刻を進める『万国新史』の著者箕作麟祥も、幕末から明治初期を代表するそのような洋学者のひとりである。講演では、まず、箕作が属した津山藩の洋学の伝統を、津山洋学資料館等の資料をもとに紹介する。さらに、明治初期に刊行された『万国新史』の意義について、その成立過程と内容を検証しながら考えてみたい。