12月の講演会では、日本語ネイティヴではない日本在住者とコミュニケートする際の言葉遣い(=気遣い)のコツを、豊富な具体例を引きつつ、お話しいただきました。ネイティヴゆえに看過しがちな「やさしい日本語」が、外国人だけでなく日本人も含む他者一般にたいするやさしさから作られていくことに改めて気付かされる講演でした。
次回1月は、日韓の「境界人」として生きる講演者をお迎えし、大きな転換期を迎えている韓国と北朝鮮の現況を分析していただきます。同時に、歴史問題等で両国との関係が混迷を深めている日本を含めて、北東アジアの平和と安定に向けた思考とアクションの可能性について語っていただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。
2月の講演会は2日(第1土曜日)に開催します。アイヌから見た世界史像を中心にお話しいただく予定です。
詳細は追ってお知らせいたします。
ひとの社会が時間を分節し、歴史を刻むことで成り立っていることをとりわけ意識させられる時期を迎えました。
今年も皆さまからはご支援と励ましの声を数多くいただきました。深謝申し上げるとともに、皆さまの明るさに満ち満ちた年末年始を祈念いたします。
―かるがると上る目出度し餅の杵(高浜虚子)