11月の講演会では、幕末1867年に将軍の実弟、徳川昭武の随員として欧州に渡った渋沢栄一の旅路について、渋沢の手紙や現地の報道を参照しつつ多角的にお話しいただきました。質疑応答では、さらに明治から大正にかけて展開された渋沢の多岐に渡る活動をめぐっても議論が弾みました。一言に不世出の天才的事業家と見なされがちな渋沢の、辛抱強く堅実に自分の仕事をこなしていく姿が新鮮な印象を残すお話しでした。
次回12月は、講師に日本語教育の専門家をお迎えします。この数年、世界のさまざまな地域から、留学や仕事で日本を訪れる外国人が激増しています。
どうぞ奮ってご参加ください。
1月の講演会は12日(第2土曜日)に開催します。朝鮮半島の現状をめぐってお話頂く予定です。
詳細は追ってお知らせいたします。
総じて気温の高かった秋が暮れて、
―寄鍋や隣も小さきクラス会(栗原政子)