事務局だより(2018年10月3日)

前回9月の講演会では、講演者が7月に視察の旅をされた中国東北部からハルビンに焦点を当ててお話しいただきました。関東軍第731部隊による残虐行為の史跡や満蒙開拓団の犠牲が偲ばれる慰霊碑などが語る歴史のたいへんな重さに、実態をより明らかにする資料の開示が求められることを痛切に感じました。
次回講演会では、9月講演の後編として、瀋陽と大連を中心にお話しいただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。

11月の講演会は、10日(第2土曜日)に開催を予定しています。渋沢資料館から学芸員の方をお迎えし、渋沢栄一の1867年パリ万国博覧会の旅についてお話しを伺います。
詳細は追ってお知らせいたします。


春夏が育んだ自然の恵みが食卓を彩る季節です。猛暑から豪雨を経て少しづつ澄んでいく空の下を山里へと、都会の街角へと秋の豊穣を求めて歩んでいきたくなります。満ち足りたものが皆さまのなかに静かに広がってゆくような秋の日々を。

―秋風、行きたい方へ行けるところまで(山頭火)