事務局だより(2016年3月23日)

3月の月例講演会では、260有余年に及んだ江戸の時空間の変遷と生活形態の変化を中心に、瓦版や番付を含む豊富な資料をもとにお話しいただきました。幕令と思われていた慶安御触書や身分制など、一般に流布する知識と事実の相違についてもご説明を受け、あらためて歴史研究の意義と面白さに目を見開かされました。
次回4月は、能楽について、みずから観世流で学ばれ、演じられている講演者を迎えてお話を伺います。
どうぞ奮ってご参加ください。

次回講演会は、5月14日(第2土曜日)午後4時からの開催です。日本人ディアスポラとして、新たな視野からの捉え方が進む中南米移民についてお話しいただく予定です。詳細は追ってお知らせいたします。


花の季節が近づいてまいりましたが、寒さの朝夕が繰り返し戻ってくる時期でもあります。油断せず、心身を春に向けて開いてゆきたいと思います。

―おととひはあの山こえつ花盛り(向井去来)