前回2月の講演会では、アメリカ合衆国から中国に渡った女性宣教師の日記や回想録などのエゴ・ドキュメントに基づき、20世紀初頭の「新しい女」が持った歴史的、社会的、国際的意味についてお話しいただきました。質疑応答では、歴史研究の方法論をめぐっても、活発な議論が交わされました。
次回の講演会では、昨年北方領土(南千島)を訪問された講演者から、現在の現地の様子と領土をめぐる日ロ間の問題について、加えてソ連・ロシアの現代史にも言及いただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。
4月の講演会は14日(第2土曜日)になります。朝日新聞の倉庫で発見された、沖縄の戦前の写真を素材に、沖縄の歴史や文化についてお話しいただきます。
詳細は追ってお知らせいたします。
真冬の寒気が行きつ戻りつする日々が続いています。ただ、雲のあわいから落ちる光さえ、徐々に春の明るさをまといつつあるように感じるこの頃です。
まもなく3月ですが、講演会のある弥生3日は、副理事長として本NPOの発展に尽力された橋爪啓二さんの命日にあたります。春の到来は、別れの季節でもあることがせつなく想起されます。
―友情に悔いを残さず弥生尽く(阿部みどり女)